Keep on Rockin'

Goes on ...

やっぱり、音楽が好き

 

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(タイ・パタヤにて)

 

あと少しで学生生活が終わるのかと思うと、何とも言えない気分になりますね。
無事に卒業が確定して、5日ほど人生初の海外に行ってきました。

大変楽しかったのですが、振り返るというよりは、原点回帰ができたのでそれについて書こうかなと。

ここ2週間ぐらいで、改めて自分自身について考える時間がありました。
これまで何となく過ごしてきた22年間を振り返りながら真っ先に感じたことは、
限りある人生の時間をあまりうまく使えてなかったという点。

もちろん、それなりに楽しかったし、良い経験もしてきたと思います。

ただ、本当に何となく生きてきたなあという実感が他の人に比べて強い気がします。

それはおそらく、本気で取り組んできたことが圧倒的に少ないからかなと。

頑張ってはいたけれども、本気だったかと問われると自信をもって頷けない、みたいなことがやたらとあるように思えます。

これって結構情けない話ですね。。。

思い返せば何かと理由をつけて逃げてきたことが多々あったなあと。

おそらく、これは半永久的な病気のようなもので、治療法なんてものはありません。
克服するしかないかなと。治療ではなく、克服です。
具体的に言えば、人生を通して克服し続ける他ないと言えるかなと。

それほどの恐ろしい病に自分がかかっていたことにふと気付いた時驚愕しました。

 

そんな中で、唯一自分が熱中して本気で向き合える存在が音楽でした。

 

音楽といっても、自分が演奏するわけでも作曲するわけでもなく、聞くだけの存在でもなくて、音楽を体感するのが本気で好きだなあと感じてます。

三度の飯より音楽を体感するのが好き、みたいな。

音楽にまみれた生活を人生通してし続ける覚悟なら確実にありますと。

ライブハウスが本当に居心地が良いのは個人的にも納得です。ライブハウスで生きてライブハウスで死にてえって。笑

それに加えて、僕はそういった空間的な要素がとても好きなのだとも感じます。

以前の記事でも書いている通り、そういう空間的な要素を自分自身の周りに広げていきたいなと本気で思ってます。

それは別に音楽を体感してもらうことで誰かをハッピーにしたいというわけではなくて。

自分自身が音楽のある空間で体感している、受け取っているものを別の形でもって還元したいというただの欲求です。

それが一体何なのかというのは、今の所まだブラックボックスの中にありますが。

 

・・・と、そういったことを異国で音楽を体感できたときに改めて感じました。

僕にとっての音楽とは、ただ聞くものではなくて、ある意味で酸素のようなものかなといった具合です。

 

ここで少し今後のテクノロジーの発達における音楽の位置付けを個人的な見解を踏まえて考えを述べたいなと思います。

おそらく、ウェアラブル端末が発達していくなかで、ライブビューングというのがごくごく身近なものになるかと思います。

ライブに家にいながらも、あたかも自分自身がライブに参加しているかのような、視覚・聴覚の感覚を簡単に得られるようになるかなと。

それは別に音楽に限ったことではなくて、例えばスポーツ観戦もそのような形態が普及すると思います。

しかしながら、バーチャルと現実はやはり完全に一致することはないでしょう。

あくまで、現実で体感することをそっくりそのままバーチャルに置き換えることは難しいかなと。

五感全てを包み込む現実空間に身を置いて初めて体感し、得るものがあると思っています。

その点において、音楽というものの位置付けは過去も未来もあまり変わらないように思えます。

ただ、そういったものが身近な存在になることによって、より親しみやすくはなるんじゃないかなとも思います。

自身の見解を簡単にまとめるとするなら、ライブというのは往々にして演者と観客が対峙して初めて成り立つものなのではないかと。これはよくバンドマンが言うことですが、ライブは自分たちだけでは成り立たず、目の前で多種多様な反応をするオーディエンスがいて初めて成り立つということです。

この点がミソかなと感じていて、多種多様なバックグラウンドを持つ人たちが立場は違えど全員同じ方向を向いている状態というのは計り知れないパワーを持ちうると思っています。

 

音楽を通して得られたことは、こういう状態において勝るものはないということと、その感覚です。

具体的には、明治維新なんかは典型的な例だと思います。

他にも歴史を紐解くとそういった音楽用語でいうところのグルーブが、世界の至る所で歴史のターニングポイントになっているように感じます。

 

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

 

 最近読んだ本に落合陽一さんの日本再興戦略という本があり、僕自身のこの何とも言えない持論をより強固なものにしてくれました。

最も印象的な箇所は、松下村塾を開いた吉田松陰の一言を紹介している箇所で、
ハッとさせられた箇所でもあります。

吉田松陰は死刑になりますが、その前日に遺書とも言われている留魂録(りゅうこんろく)というものを書き残していて、その中にある言葉がとても突き刺さりました。

「諸君、狂いたまえ」

これは、いつの時代にも通ずる言葉かなと感じます。

ここで言う「狂う」とは単に頭がおかしくなる、といった意味ではなく、有り余るほどの情熱を持ち、常識から外れて夢中になるという意味だそうです。

それほどまでの危機感と圧倒的情熱を持っていれば、何事もできるだろうという松陰の最後の教えのような気がします。

 

本気とは、まさにこういう状態なんだなあと。

僕自身、音楽を体感しているとき(ライブに行っているとき)は別人のようだと形容されることが多々あります。(ライブの種類にもよりますが・・・笑)

なんか、本気ってとても難しいことだとばかり思っていましたが、全くそんなことなくて。

情熱と夢中の掛け算本気になるのだなあと思いました。

最近、様々なビジネス書を読んでも結局言いたいことは一つで、「行動せよ」とのこと。

行動の源泉とは、いかに本気になっているかどうかという点で、自分自身の情熱の源泉が何なのか、という点をしっかりと見つめ直すことができました。

僕自身、目の前のことに夢中になることが中々できないところがあるので、そういった点はこれから改善していくべきだと感じています。

 

熱量を持って狂う、まさに熱狂こそがその到達点の最たるものなのかなと。

何事においても熱狂できるか否かが勝負の分かれ目になるのではないか、という結論で今回は終わりにします。

 

Are you rockin' ?